ショートケアの目的

自然治癒力を高めるために・・・

陽だまりの部屋ではメンバーの自立支援に向けて、個々のニーズにあった様々なアクティビティ(日々の活動プログラム)を4つのステップに合わせて用意しています。
このアクティビティは目的に沿ってご利用しやすいように、コミュニケーション強度を(強・中・弱)の目安で設けています。

<コミュニケーション強度とは>
にぎやかな雰囲気で楽しみたい、静かな雰囲気でゆっくりしたい、最近調子が良くないからホッとしたい、就労に向けて負荷をかけたい等、その時々のご自身に合わせてご利用ください。

2020年6月より、規模を縮小しております。ソーシャルディスタンス確保のため、定員4名(要予約)とさせていただいております、基本、弱〜中程度のコミュ二ケーション強度で行ってまいります。

1stステップ
『目標を立て、プログラムに参加してみよう』

利用開始となりましたら、まずすること、それはご自身が何を目的にショートケアを利用するのかを明らかにすることです。

目標シートを用いて、自分は今何を大切にしているのか・日常生活をどのように過ごしていきたいか・この場所をどのように活用していくかについてスタッフと一緒に確認していきましょう。

スモールステップで達成可能な目標を立てていきます。そして、そのために今何を大切にしていくのか、日常生活をどのように過ごしていくのか、どのようにショートケアを活用していくかスタッフと一緒に考えていきましょう。

そして上記を踏まえ、「こころ」「からだ」「社会・環境」の3本柱を軸に行われているプログラムを主体的に選択して参加することから始めてみましょう。

3本柱って何?詳しくはこちらで!

まずは通えるだけでOK。
時間通り通うことだけでも、生活リズムを整え体力をつけていけるきっかけになります。個々のアクティビティプログラムの内容はこちらで紹介しています。

2ndステップ
『学んだことを生かし、生活習慣を整えていこう』

プログラムに参加し始めることで、様々な変化があると思います。
それを、適宜スタッフと照らし合わせ、ご自身にとってより意味のある学びとなるようフィードバックしていきながら、本来の目標とズレてはいないか定期的に確認していきます。大きな目標ばかりでなく、「毎朝カーテンを開ける」「23時以降はスマホを見ない」など小さな目標まで、伴走者がいることで達成しやすくなることと思います。

体力がついてきた、エネルギーが回るようになってきた、などの嬉しい変化も共有していきましょう。
そして、プログラムで学んだことを実生活の中で実践し生活習慣を整えていきましょう。生活習慣が未来の自分を作ります。

①ショートケアでプログラムを体験してみる。

②ヒントを持ち帰り、プログラムで学んだことや目標シートの具体策を生活の場で実践(動画教材現在準備中)。

※ショートケア所属看護師の訪問看護もお受けできます。
新たな人間関係のストレスがなく、一連の流れの中で、お家での生活確認や環境整備について考えていくこともできます。プログラムでやったお料理を家のキッチンで看護師と行なってみたり、家の周りのお散歩ルートを一緒に開拓したり、スーパーに買い物にいったり・・・。学びを実生活に活かせるよう援助していきます。

③次回来所時、家での生活、感じたことをスタッフとシェア・振り返り→②へ。

一度のインプットでは、なかなか生活習慣の改善とまではつながりません。知識をなんども入れ直しながら、手が動くまで一緒に繰り返し、繰り返し、挑戦していきましょう。

個々のアクティビティプログラムの内容はこちらです。

3ndステップ
『社会へ働きかけてみよう』

体力・生活のベースが整い気持ちも向いてきたら、自分の方法で社会活動の第一歩を踏み出してみましょう。
(以下の具体例は一般的に負荷が低めと言われているものから順に並べてみたものです)

ショートケアプログラム内での就労移行、もしくは就労継続支援事業所見学ツアー、
バザー参加(地域・ひだまりプロジェクト)、
地域活動支援センター
就労継続支援事業所B型
社会適応訓練事業
就労継続支援事業A型
就労移行支援事業所
ハローワーク
開示就労
一般就労(非開示)
または、自分なりの働き方・生き方探し、就学など。

個々のアクティビティプログラムの内容はこちらです。

4thステップ
『社会活動と新しい生活』

ショートケアから次のステップに羽ばたいた方でご希望の方に対し「就労移行・継続事業所への通所定着支援」を行なうこともできます。

実際にチャレンジする事業所や職場が決まりましたら、どのように新しい生活を獲得し継続していけるかについてスタッフと一緒に実際の生活をイメージし、心配な点や考えられるネガティブなことなどを共有し対策を立てていきます。そして、新しい生活開始後、環境に慣れていく中での困りごと・聞いてほしいこと・嬉しかったことなどをカウンセリングデイ(予約制)にて産業カウンセラーと共有してみてください。
また、久しぶりにリラックスしたい時、いつもの仲間と楽しみたい時は、お仕事や訓練に負担のないスケジュールでご希望のプログラムへご参加し、心や体のバランスを取ることも可能です。

就労移行・継続事業所への通所定着支援は、次のステップを続けていける、あるいは必要なタイミングで舵をきることができるようサポートする仕組みです。

当ショートケアご利用上の注意
・お一人おひとり、通われる目的・目標は千差万別です。ひとはひと、自分は自分、です。
・知り得た個人情報は外では話さないでください。プライバシーを守りましょう。
・自分のありのままを認めてもらう=他人のありのままも受け入れる、はセットです。
・特定の人や団体への過激な批判、誹謗中傷はご遠慮ください。明らかに相応しくない振る舞いをされた場合はご利用をお休みしていただきます。ご了承ください。
・ショートケアルームお部屋内での連絡先交換はご遠慮ください。またお外での連絡先の交換も強要しないようにしてください。
・ショート終了後の4階待合室での時間調整はお控えください。